小さなお子さんのための将棋教室です

〇資格を取って、将棋教室を始めようとしたきっかけを教えてください。

思い返してみれば、始まりは娘が卒業した小学校での将棋クラブのお手伝いをしたことだったように思います。品川区では「すまいるスクール」という名前で、放課後の児童あずかりを行っています。その一環で土曜日には、将棋をはじめとして様々なプログラムが月1回ほどで用意されています。娘は、初心者の頃からすまいるスクールに遊びに行き、お友達やお父さん先生とたくさん将棋を指し、卒業まで大変お世話になりました。

子ども達は大勢来るので、相手をする大人は何人いても困りません。娘の卒業後、恩返しにとお手伝いに行ってみました。私が相手だと勝てるので、子ども達からは次々と対局を申し込まれました(笑)。

すまいるスクールでは、年度初めの4月には、将棋のルールを知らない1年生がたくさん遊びに来ます。ただルールを教えるだけなら簡単ですが、「楽しい!」と思ってもらって、「また指したい!」につなげるにはどうしたら良いんだろうな、と考えていました。

とはいえその頃の私は、将棋イベントに参加したり、タイトル戦の大盤解説会に行ったり、市民将棋大会に出たり、と休日は将棋ファンとしての活動で大いに楽しんでいました。

そこにコロナ禍がやって来ます。休日の予定がぱったりとなくなりました。

そこで、以前から気になっていた「まなび将棋公認インストラクター養成講座」を受けてみることにしたのです。そして、高橋和先生に「まずは何はともあれ、やってみたら良いんじゃないですか」 ニコッ^^ポンッ!と背中を押され、行動を起こしてみようと思ったのでした。